
「セルフプレジャー」という言葉に、少しドキッとされたかもしれません。
あるいは、「自分には関係のないこと」と感じられたでしょうか。
どちらの反応も、とても自然なものだと思います。長いあいだ、日本ではあまり語られてこなかった話題ですから。
しかしいま、更年期以降の女性のセルフケアのひとつとして、この言葉があらためて注目されています。きっかけは、「気持ちよさ」だけでなく、リラックスや自分をいたわる時間という観点から語られるようになったことです。
この記事では、更年期世代の方に向けて、セルフプレジャーをどう毎日に取り入れるか、アイテムはどう選ぶかを、できるだけ率直にご紹介します。
この記事のポイント
- セルフプレジャーは、デリケートゾーンをいたわるセルフケアのひとつとして捉えられている。
- 更年期は乾燥しやすい時期。摩擦感をやわらげるため、保湿剤との併用がおすすめ。
- アイテムは「刺激の調整幅」「静かさ」「お手入れのしやすさ」で選ぶ。
- 痛みや出血があるときは、続けずに婦人科へ。
セルフプレジャーとは?更年期世代に注目される理由
セルフプレジャーとは、自分自身の体に触れて心地よさを感じる時間のことです。近年は、リラックスのための習慣やセルフケアのひとつとして捉え直されるようになりました。
年齢とともに変わる体と、いたわる時間
閉経前後の時期は、体の感じ方や気持ちのあり方が、少しずつ変わっていきます。デリケートゾーンも例外ではなく、以前と違う感覚を覚える方もいらっしゃいます。
こうした変化にともなって、乾燥やヒリヒリ感、違和感などを覚える方も少なくありません。
感じ方には個人差があります。気になることがあれば、ひとりで抱え込まず、婦人科などの専門家に相談することも大切です。
そのうえで、そんな時期だからこそ、忙しい毎日のなかで自分の体と向き合い、いたわる時間を持つことが大切にされるようになっています。ご自身をいたわるリラックス時間のひとつとして、セルフプレジャーが注目されている背景には、こうした考え方があります。
研究でも注目されています
性科学の研究機関であるキンゼイ研究所とWomanizerの共同研究では、更年期世代の女性の日常に、セルフプレジャーを取り入れる期間と取り入れない期間を設けた調査が行われました。研究の詳細については、別のページでくわしくご紹介しています。
更年期のゆらぎを慈しむプレジャーケア|科学が示す「自分を愛でる」新習慣
この記事では、その先の「では、どう始めればいいのか」という実践の部分をお伝えします。
毎日ルーティンの始め方
「やってみようかな」と思っても、何から手をつければいいかわからない。そんな声をよくいただきます。難しく考える必要はありません。次の4つのステップで十分です。
STEP1|時間と環境を整える

おすすめは、入浴後のリラックスした時間帯です。体が温まってリラックスしやすく、一日の用事が終わって気持ちにゆとりがあるタイミングだからです。
部屋を少し暗くする、好きな香りを焚く、音楽をかける。そんな小さな準備が、「自分のための時間」への切り替えを助けてくれます。
STEP2|保湿剤から始める
更年期以降は、ここがいちばん大切です。乾燥した状態で摩擦が加わると、痛みや刺激の原因になります。
まずは保湿剤をなじませるところから始めてください。うるおいが足りないと感じるときは、摩擦で不快感が出ることがあります。量は、少し多いかなと思うくらいが適量です。
STEP3|やさしい刺激のアイテムから
セルフプレジャーと聞くと、「専用のアイテムを使わなければいけない」と思われがちですが、決してそんなことはありません。
アイテムは、あると選択肢が広がるもので、必ず必要なものではありません。何も使わず、手で触れることから始めても、もちろん構いません。自分の体がいまどんな状態なのかを知ることも、立派なセルフケアです。乾燥していないか、触れて心地よいと感じる場所はどこか。そうした小さな確認から始める方もいらっしゃいます。
もしアイテムを取り入れる場合は、強い刺激のものより、弱いレベルから細かく調整できるもののほうが安心です。いきなり高いレベルから試す必要はありません。
STEP4|お手入れまでがルーティン
アイテムを使ったあとは、専用のクリーナーで洗浄し、しっかり乾かしてから保管します。衛生面はもちろん、アイテムを長く使うためにも大切な習慣です。
このお手入れまでを含めて「ルーティン」と考えると、自然と続けやすくなります。
頻度の目安はありますか?
「どのくらいの頻度が適切ですか」というご質問をよくいただきますが、医学的に決まった正解はありません。
目安があるとすれば、「心地よく続けられるかどうか」です。義務のように感じたり、翌日に違和感が残るようであれば、それは多すぎるサインかもしれません。週に1回の方もいれば、毎日短い時間を取る方もいらっしゃいます。ご自身のペースで構いません。
更年期世代のためのアイテムの選び方
はじめて選ぶときは、種類の多さに戸惑われるかもしれません。次の4点を基準にすると絞りやすくなります。
- 刺激の調整幅弱いレベルから段階的に調整できるものが安心です
- 静かさ動作音が気になると、リラックスしづらくなります
- 防水性お手入れのしやすさに直結します。丸洗いできるものが便利です
- 素材肌に直接触れるものなので、シリコンなど、お手入れしやすく劣化しにくい素材を選びましょう
タイプ別の比較
| アイテム | 特長 | 向いている方 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
Womanizer ネクスト | 独自の吸引テクノロジーを搭載したモデル | 機能や使い心地をじっくり比較して選びたい方 | ¥32,610 |
渡辺直美×リバティ2 特別限定モデル | はじめてセット。必要なものがそろう | はじめての方や、まとめてそろえて始めたい方 | ¥16,860 |
Womanizer DUO2 | 吸引と振動の2WAY | 刺激のタイプを使い分けたい方 | ¥32,610 |
iroha mai RURI | なめらかなフォルム。水原希子さん監修 | 見た目や質感で選びたい方 | ¥16,000 |
はじめての方には、必要なものがひととおりそろう「はじめてセット」をおすすめしています。保湿剤がセットになっていますので、何をどう組み合わせればいいか迷わずに始められます。
はじめてセットを見る
保湿剤を一緒に使ってください
更年期以降のセルフケアで、アイテム本体よりも大切かもしれないのが保湿剤です。
うるおいが減っている状態では、摩擦がそのまま刺激や痛みにつながります。保湿剤を使うことで摩擦がやわらぎ、心地よさを感じやすくなります。
選ぶときは、水溶性(ウォーターベース)のものを。シリコン製のアイテムと併用する場合、オイルベースのものは本体を傷めることがあるためです。

お手入れの方法
見落とされがちですが、アイテムを長く清潔に使うために欠かせない工程です。
- 使用後すぐ、専用クリーナーをスプレーする
- やわらかい布でやさしく拭き取る(防水タイプはぬるま湯で洗い流してもOK)
- 水気をしっかり拭き、完全に乾かす
- 直射日光を避け、付属のポーチなどに入れて保管する
よくある質問
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年齢を理由に諦める必要はありません。心地よさやリラックスのために、短い時間から無理のない範囲で試してみてください。
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医学的に決まった正解はありません。心地よく続けられる範囲であれば、週1回でも毎日でも構いません。翌日に違和感が残るようなら、間隔をあけてください。
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痛みや違和感を感じたときは、すぐに使用を中止してください。続く場合や繰り返す場合は、婦人科にご相談ください。痛みは体からのサインです。
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刺激を弱いレベルから細かく調整できるもの、そして保湿剤がセットになったはじめてセットをおすすめしています。いきなり高性能なモデルを選ぶ必要はありません。
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もちろんです。セルフプレジャーはひとりで完結するセルフケアです。パートナーの有無にかかわらず、自分のペースで取り入れていただけます。
こんなときは、婦人科にご相談を
セルフケアは日々の心地よさを支えるものであり、症状の治療にかわるものではありません。次のような場合は、医療機関にご相談ください。
- 痛みが強い、または続く
- 出血をともなう
- 乾燥がひどく、保湿剤を使っても不快感が続く
- 排尿時の痛みや、頻尿などの症状がある
気になる症状がある場合は、ひとりで抱え込まず婦人科などの専門家にご相談ください。
店長のひとこと

この話題は、お客様からも「人に聞けなくて」というお声をいちばん多くいただく分野です。フェムケア専門店を運営していると、みなさん同じところで迷われているのだとよくわかります。私自身も、ディアフルレットをはじめるまではそのようなことを人に聞いたことはなく、まさかセルフケアになるなんて思いもしませんでした。でも、恥ずかしいことではなく、自分をいたわる時間のひとつとして考えていただけたらうれしいです。迷われたときは、どうぞお気軽にご相談ください。












